2010年3月22日 (月)

記憶

あなたが、自分の意識だと思っているものは、

それは 意識ではなくて、ただの記憶だ

あなたも、おそらく、たまに、感じることがあるだろう、

あなた自身では、制御しかねる感情、

それが、あなたの意識だ

それは、あなたの記憶とは、何の関係もない

それが、あなた自身であって、

あなたが、いま、自分だと思っているものは、

ただの記憶にすぎない

瘡蓋のように、はりつく、記憶にすぎない

幾層にも、塗り重ねられた記憶で、あなたの意識は、

あなた自身からも、見えにくい場所に隠されてしまった

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2010年3月21日 (日)

【散歩】Blue Moon の瞬き

iPod nano には 万歩計 が装備されています。
これがなかなかよくできていて、ほったらかしにしておいても、ちゃんと一日ごとの歩数を計測して、カレンダーに記録しておいてくれるのです。

Umeda 梅田。

O2 酸素。

Tunnel 一点透視図法。

Bluemoon Blue Moon

雲のグラデーションのなかで、点滅するお月さま。

もうすっかり夜というのに、そらは蒼黒く。この蒼はどこからきたの?

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2010年3月20日 (土)

人魚姫

二人が出会ったのは、まだ残暑の残る蒸し暑い九月の夜だった

何度か会ううち、彼はあっという間に恋に落ちた

彼女もまた、気持ちが傾いてゆくのを、確かに感じていた

そんな彼女の気持ちの動きを、彼も感じていた

しかし、彼女は、その気持ちのままに行動しようとはしなかった

何かをこらえるように、あるいは、恋に落ちることを恐れているようにも見えた

彼はそんな彼女の態度を不満に思うでもなく、ただ、待っていた


ある日、彼の携帯が、いつもの着信音を鳴らせた

彼女からのメールだ

「わたしも、あなたを愛しています」

とだけ、書いてあった

そして、彼女はそれきり 消えてしまった

ようやく春の風が吹き始めた、三月のことだった


彼女はそのとき、涙をひとつぶ流しただろうか

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世界がぼくを欲しがるとき

世界を感じるほどのイマジネーションは、まだ、ない

世界がぼくを感じている気は、している


かぎりなく希釈され、混じり合い、交り合い、個を失った、汎としての世界の意識だ

ぼくもいずれは、世界の誘いに応じて、交り合い、混じり合い、希釈されるのだろう

記憶は、薄れてゆき、やがて失われるのでは、ない

唐突に消え去るものだ

意識は、なくなるのではない

交り、混じり、希釈される過程で、徐々に、個を失ってゆくものだ

そして、その、個ではない、希釈された意識が、この世界を充満しつくすのだ

それが世界だ


ぼくが、かろうじて、個を、保っていられるのは

ぼくが、ぼくである、という意識を、もっていられるのは

個としての肉体を、維持しているおかげだ

その限りにおいて、ぼくの個が、失われる恐れはない

しかしながら、それでも、世界の誘惑に抗い切れず、

徐々に、

徐々に、

・・・ ・・・ ・・・


世界はぼくを欲しがっている

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【ライブ記】2010年3月18日 Bar ロージー

ロージーで初めてライブを行ったのが、奇しくも1年前のこの日でした。
2009年3月18日。
ぼくにとって、この1年はもう、怒涛のようにいろんなことがあった1年でした。
ちょうど一年、とわかったときに、なんとなく 何かの区切りのライブになりそうな予感があったのですが、どうやら その予感はあたっていたようです。

紫苑です。みなさん、がんばって生きてますか!

さて、今回のロージーライブ、初の 全曲オリジナルでのライブを敢行しました。
思えば、ちょうど1年まえ、それまで いろんなアーティストの好きな曲をカバーする、というスタイルをやめて Michael Hedges のみに絞る決心をしたころです。
当時の日記を見ると、このように書いてありました。

さて、ここ1年ほど月一回程度のペースでライブをやって参りましたが、ここで少し 足を止めようと思います。というのは 最近の自分の演奏スタイル、活動スタイル に懐疑的になってしまって、一度 自分の音楽について 見つめなおす必要がある、と感じているからです。

その数か月後の日記にはまた、このように書かれています。

進むべき方向についての悩みは 最近少しふっきれてきました。
「よくわからない」 と言われてもいいじゃないか!
自分が最高に気持ちよく演奏できる曲を演奏していれば、わかってくれる人もいるはず!

当時はまだオリジナル曲はなく、カバーばかりだったのですが、このとき 今の方向へ進むことを なんとなく 思っていたのでしょう。

今回オリジナルにこだわったのは、最近 カバーをやるときに感じていた 違和感。
ぼくが本当にやりたいこと、の焦点が ぼやける感じがステージを重ねるごとに大きくなっていました。Hedges の曲はいまでも大好きです。でも、ぼくの曲ではない。

今、自分にできる最高のステージをやろう。そう思って、精神統一から しっかり行いました。正直、最近ステージに慣れてしまって、この点反省すべきだと気付いたのです。

ステージ前の 気持ちの入れ込みを 十二分に行って臨みました。
こころの奥に、暖かい塊をイメージして、鼓動を徐々に早めていく。
だんだん、どきどきしてきます。体の感じとしては、ライブ始めたばかりの頃の 緊張しすぎて あがってる状態に似ていますが、精神状態は 極めて沈静です。
不思議な感覚です。ドキドキしてるのに、落ち着いている。

そして、ライブ後、ぼくは 自分が へとへとに消耗しきっていることに気がつきました。
ライブ中、自分では落ち着いているつもりでしたが、体は かなりヒートアップしていたようです。
この感じ、いいです!
でも、今の体力では 30分ステージが限界でしょうね。1時間もやると きっとぶっ倒れるかも。
まさに、命を削るようなやり方ですが、これが ぼくのやり方なんだ、と思いました。
ぎりぎりまで 自分を追い込んでゆく。

しっかり鍛えて体力つけないといけませんね。
演奏技術の重要性も、いままで以上に 痛感しています。
もっともっと、弾きこみましょう。

ライブに来てくださった方、ありがとうございました。
ステージ前のしばらくの間、無愛想で申し訳ありませんでした。
ステージ後のしばらくの間、へとへとで無愛想になって申し訳ありませんでした。
そんなスタイルなんだ、とご理解いただけると幸いです。

今回、このように ぼくのなかでは 明確にターニングポイントとなるような ライブとなりました。
もちろん、まだまだ、これからも たくさん 転換を迎えることでしょう。

ぼくは これからも、ぎりぎり のところで がんばっていきたい!

[set list]
mocha
requiem
the moon
αιωνια στιγμη (永遠の瞬間)

ありがとうございました

紫苑

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